京都四次元の旅

<時代別地区別ガイド>

<鎌 倉 時 代>

              東国の武士団が初めて権力を握って封建政治を始めた時代。 

       源平の騒乱により消失した諸寺院の修復のため、運慶などの仏師が力強い像を作り出していた。

             仏教の面では、法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、日蓮(法華宗)などが、新しい宗派を広めて

       いった

     新古今和歌集・平家物語・徒然草・吾妻鏡などもこの頃に生まれた。

            

地 区
建 物
創建
概    要
交 通
左京区
南禅寺
1264年
 亀山天皇が母親の御所とした造った離宮「禅林寺」が前身。
 後に亀山天皇が法皇となってから大明国大師の開山によって
 寺となった。
 三度も火災に遭い、江戸期に以心崇伝が再興。
 重要文化財の「勅使門」は内裏の「日御門」が1641年に
 下賜移建されたもの。
 「山門」も重要文化財で、1628年に藤堂高虎の寄進により
 再建された。


紅葉

   
地下鉄

「蹴上」

歩7分
東山区
東福寺
1236年
 九条家を興した九条兼光を祀るため、孫の道家が京都最大の
 寺を造ろうとしたのが始まり。
 奈良の東大寺と興福寺にあやかろうと、れぞれ一字ずつ取っ
 て命名した。
 たびたび火災に遭ったが「山門」は室町時代のもので日本最古。
紅葉
京阪

「東福寺」

すぐ
建仁寺
1202年
 栄西が中国の百丈山の殿堂を模して建てた。
 重文の方丈では、俵屋宗達作の「風神雷神図」(国宝)が見
 られる。(常設は複製)
 2009年1月に「木造十一面観音座像」が盗難に遭ったが、
 同年3月に犯人が捕まり、「像」は無事に建仁寺に戻った。
紅葉
バス停

「東山

安井」

歩4分
下京区
世界遺産

西本願寺
1272年
 親鸞の末娘覚信尼が、親鸞の墓を東山大谷に移して<大谷廟
 >と称したのが始まり。
 1591年に現在の地に移転。
 教如が東本願寺を分立してからは、、こちらは<西本願寺>
 と呼ばれ、地元では「お西さん」の名で親しまれている。
 極彩色の唐門・書院・日本最古の能舞台(いずれも国宝)の
 他、桃山文化の粋を集めた書物なども多く伝える。

バス停

「西本願寺」

すぐ
長岡京市
光明寺
1198年
 源氏の武者、熊谷直実が心ならずも人を殺さなければならな
 い武士の身を憂いて出家し、この地に草庵を結んだことに
 始まる。
紅葉
阪急バス

「光明寺」

歩4分


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